王将戦第2局の対局中、評価値を随時更新しています。
盤面や棋譜は、下記の中継や日本将棋連盟ライブ中継をご活用ください。
(有料中継・盤面あり)
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以下の評価値は「水匠5」を使用しており、1手5秒設定で解析しています。
11時頃の形勢 35手目まで評価値は互角です
12時頃の形勢 40手目まで評価値は互角です
16時頃の形勢 53手目まで評価値は互角です
18時封じ手の形勢 60手目まで評価値は互角です
18時に羽生九段が封じました
18時に羽生九段が封じたところで、1日目が終わりました。
棋譜や差し手をかけないのが残念ですが、なかなか恐ろしい筋もあるようです。
2日目9時30分頃の評価値
封じ手開封後、わずかながら先手羽生九段に評価が傾きました。最大260点程度ですが、封じ手を境とした傾きは、戦う棋士にとってどんな影響を与えるでしょうか。
封じ手直前、藤井王将が1時間以上の長考に入っていたことも合わせると、この形勢の動きは対局に影響を与えることは間違いないと考えます。
2日目14時頃の評価値
(残り時間)
☗羽生九段 3時間24分
☖藤井王将 1時間18分
現在73手目。12時1分に羽生九段が指し、その後昼食休憩を挟んで14時現在も藤井王将は手を指していません。
2日目14時頃の評価値 先手有利との声
(残り時間)
☗羽生九段 約3時間10分
☖藤井王将 約1時間
藤井王将は1時間25分の長考で手を指し、形勢が動いたようです。
ただし、ソフト的には先手有利とはいえ、指しているのは人間です。寄せに踏み込んだ勝負手ゆえ、のちの展開、藤井王将と羽生九段が創る棋譜の行方、勝負の行方はまだまだ分かりません。
藤井王将の終盤の強さは異次元とも言われますが、残り時間は2時間の差があります。どうなるでしょうか。
2日目15時40分頃の形勢・評価値 先手有利が続きます
(残り時間)
☗羽生九段 約2時間10分
☖藤井王将 約58分
ついに藤井王将の残り時間が1時間を切りました。評価値は後手に傾こうとしていましたが、再度羽生九段が差をつける形です。勝負所が続きます。
藤井王将はしのげるのか、羽生九段が押し切るのか。
2日目16時56分の形勢・評価値 先手有利
(残り時間)
☗羽生九段 約1時間30分
☖藤井王将 約26分
藤井王将が残り30分を切ったところで指し、そのあと羽生九段は40分ほど考えています。
2日目17時ごろの形勢・評価値 先手優勢
(残り時間)
☗羽生九段 約1時間30分
☖藤井王将 約25分
ひとつ前の評価値グラフから3手ほど進みました。グラフは大きく動いています。
一方、先手有利とされているものの、先手玉の周りには大駒がたくさんあり、人間的には相当怖い形に見えます。果たしてどうなるのでしょう。
怖い形であれ、羽生九段は自信ないしは勝負師の勘で怖い形に踏み込んだように見えます。一方藤井王将も、形が良いからと慢心することは絶対にないでしょう。
2日目17時56分 藤井王将が投了
第2局の決着が付きました。
最後まで諦めない、形作りではない最終盤でした。
名局に違いありません。両先生、ありがとうございました。